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産毛色のギャング

二宮 豊

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マリファナを体にまとえ
無限ライフの号令に
SNSは秘蔵の肌をさらし登録者数は踏切に落ちていきます

ねえ
わたしたちのユパ様
わたしは
法典と結婚します
よく研いだ糸で
小指を結んだのです
それでいい
それでいい

この先のベールを潜ろうと思います
向こう側から
無音の歓喜
百万回
見飽きもしたはずの裸を
りんごは
剥かなくては食べられない
幼児椅子から
娘が
わたしのすべてを
ぶん投げて
砕けて
止まって
もどって
もういちどだけ
もういちどだけ

無光層に眠る
空気を模した泡を
法典はゆっくりと育てています
スマートフォンの充電が途絶え
恐怖が手を握ります
瞳を溶かす
懐中電灯を乱気流に
わたしは不眠のベッドに
救いを求めます
ここに蛭子は
もういません

抜け殻の精神の櫓に
置いてけぼりのテディベア
右手から綿毛が飛び出し
わたしは
ようやくその右手に
空白の握手
あれ
ここって始まりの

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