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　この企画は古着好きの詩人・田上友也が自分のお気に入りの古着から着想を得たショートショートを綴っていくコーナーです。

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　俺のちんこのことをどう思うか？とかなに聞いたことがある。単純に気になったから聞いている。

　かなは

「あーなんかアットホームって感じ？がするよ？」

　と言った。

　俺はそれを聞いて笑った。かなも笑っていた。

　俺はかなのまんこを舐めると甘い味がするときがあって、そのときはなんか気分がいい。だからといって、まんこが少し臭う時もあって、夏なんかは蒸れたりしているから、そうなると思うんだけど、多分俺もそうなっているだろうけど、そういう蒸れも結構嫌いじゃない。でも、それを伝えても、別にかなは嬉しくないと思う。なぜそう思うのかはよくわからない。だから、甘い味がすることは伝えてあるんだけど、蒸れてるときもあって、それも嫌いじゃないんだということは伝えていない。

「俺のちんこ臭いっていうか、蒸れてるときってある？」

「えーあんまりないよ？」

　なるほど、結構あるということか、と俺は思った。たぶんかなは臭くて、それもまた好きということはないんだろうなと俺は想像する。そもそもかなは俺のちんこのことを本当のところはどう思っているのだろうか？

　なんか結構都市伝説なのか、実際は本当の話なのかはわからないけれど、女子って彼氏とのセックスの話とか結構詳細に女友達と共有したりするっていう。かなは俺のちんこやセックスをどう思っているんだろう。それとも、こんなのただの取り越し苦労で、全然そんな俺のちんこをどう思うか、なんてかなは考えていないのだろうか。

「あ！そういえばさ、今日履いてきたカーゴパンツあるじゃん」

「うん」

「これちょっと見てよ」

　と俺は言って、そのカーゴパンツの股の部分をかなに見せた。

「え？何これ、どゆこと？穴空いてんじゃん」

　そのカーゴパンツは股のところに穴が開いている。その穴のことをベンチレーションと呼んで、通気性を良くするために、故意的に開けられた穴だ。

「これすごいっしょ。これで俺のちんこはフォーエバー蒸れませんよ」

「いやなんで英語」

　かなは特に嬉しそうにも、悲しそうにもせずに、いつもの調子でクスクスしていた。俺はもしかなが蒸れを気にして、こういうベンチレーション付きのズボンとかを履いていたとしたら、少し悲しくなるような気がする。なんかかなのまんこが臭いだけで、嫌いになってしまうような男だと思われているのは悲しい。そういう考えたところであんまり意味のないことをまた俺は考えている。

「これパンツ見えちゃうかな？」

　とかなは言いながら、俺のそのカーゴパンツを履いた。

「ぜんぜんぶかぶかだ～」

　と言いながら、股のベンチレーションがついているところをピンと伸ばしながら、まんこらへんに食い込ませるようにした。そしたら、かなの可愛いピンクのパンツがそのベンチレーションの間から見えた。

「めっちゃ見えてるわ！」

　と俺は笑いながら言った。

　かなは姿見の方へ行って

「本当だ！」

　と言った。俺もかなに近づきたくて姿見の方へ向かって、ベンチレーションのところをじっとみた

「なんかエロいな」

と俺は言った。

「は？なんですかそれ？」

　とかなは言いながら、少し嬉しそうにしているように俺には見えた。

　俺はそのまま彼女のまんこをベンチレーション越しに触りながら

「もう一回してもいい？」

　と聞いた。

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